
01 — how it works
sound, hidden in the design.
OtO は Figma のプラグイン。フレームを選んで再生すれば、その配置がそのまま音になる——実機の中で。新しく作曲するんじゃない。デザインの中にもとから隠れていた音を、見つけて鳴らすだけ。再生ヘッドが要素を横切るたび、それが聴こえる。
02 — concept
the street is playing.
看板の大きさ=音量。文字の高さ=音程。間(ま)=休符。日本の街のグラフィックを撮りためて、OtO に流し込む。街は、最初から歌っていた。






03 — sound
tuned & raw.
同じ一枚のデザインが、二つの顔を持つ。整えれば曲、剥がせば設計図の生の鼓動。
TUNED
整音
スケールに乗せ、グリッドに量子化した"曲"。外れない・心地よい。誰かに渡す、リリースの面。
RAW
生音
Y座標そのままの連続ピッチ(微分音)を、短い粒で。スケールに丸めない素の音を、再生ヘッドがスキャンして読む。発見の核。
デザインにある音楽を、体験せよ。
04 — under the hood
the notes were always there.
レイアウトは、もともと数字でできている——どの要素にも「位置」と「大きさ」がある。その数字は、音楽とまったく同じ形をしている。いつ・どのくらい高く・どのくらい強く。OtO は何も作曲しない。あなたが置いた座標をそのまま読み、軸に名前を付け替えるだけ。だから音は"隠れている"ように感じる——ずっと、配置の中に符号化されていた。
a
葉ノード=1音
グループ・フレーム・セクションの中を辿り、一番奥にある要素ひとつひとつを1音にする。コンポーネントやインスタンスは中を分解せず「1音」として数える。非表示レイヤーは無視。つまりレイヤー構造そのものが、音の数を決めている。
b
中心X → いつ鳴るか
要素の中心の横位置を、フレーム幅で0〜1に正規化した値が「時間軸上の位置」。再生ヘッドは左→右へ走り、いちばん左の要素から鳴る。フレームを横に並べれば、そのまま「小節」として順に演奏される=一曲になる。
c
中心Y → 音の高さ
要素の中心の縦位置を、フレーム高さで正規化した値が「音程」。画面の上にあるほど高い音、下にあるほど低い音。スケールに乗せればメロディに、Y座標をそのまま読めば音階に丸めない連続ピッチ(微分音)になる。
d
面積 → 音量(余白=休符)
音量は「面積」から。要素の面積÷フレームの面積の平方根で測るので、大きなブロックほど強く、小さなものはささやくように鳴る。平方根を使うのは、大小の差を人の聴こえ方に近づけるため。そして何も置かなかった余白は、そのまま沈黙——空白=休符になる。
あなたが置く座標は、すべてもう音符だ——読まれるのを待っている。
05 — about
built by a techno artist.
デザインと音楽、両方を本気でやってきた人間がつくった道具。
だから "おもちゃ" で終わらない。

99letters
「99letters」は、滋賀を拠点に活動する木下貴博のテクノ名義。箏や尺八といった日本の伝統楽器をサンプリングし、ノイズと空間処理で漆黒のテクノに変える——"雅楽テクノ"とも称される、ほかにない音。
2010年代はハウスのプロデューサーとして数々のレコードを重ね、2021年に 99letters 名義へ回帰。『解剖図鑑』は Bandcamp Daily の Album of the Day、『地獄』は英 Phantom Limb、『魔訶不思議』は Disciples からリリース。『翻訳演奏』『己』と作品を重ね、The Wire・Mixmag・Resident Advisor・Bleep・Boomkat・NTS Radio などが取り上げてきた、海外で評価される現役アーティスト。
その人間が"自分のデザインを音にするため"に作ったのが OtO。サンプラー・EQ・メーター・書き出しまで揃えながら、芯は「作曲じゃなく、発見」。判断は人、翻訳はAI——代表作『翻訳演奏』そのままに。最後の差は、機能じゃなく耳に出る。
your design is already singing.
next — updates
this is only the start.
V2 で、1枚のレイアウトが“スタジオ”になった——トラック別ミキサー、本物のMIDI、ドラムマシン、そしてケーブルで組むモジュラーシンセ。V3 で“サンプラー”にも:音をスライスし、チャンネル別の FXラックを積み、グラニュラーで漂わせる。そして V4 で、ぐっと軽く・なめらかに——固まらない、重くならない。全部、公開中。