升目に落とした字の粒を、なぞらずにそのまま輪郭にして鋳った書体。 1つのファイルの中で太さが 100〜900 まで無段階に変わります。
この書体は、手で描いたものではありません。「鋳 CHU」という道具から出てきたものです。 字を升目に落とし、升目より大きい粒を置き、はみ出して重なったところがそのまま輪郭になります。 絵をなぞっていないので、粒の位置と半径がそのまま点になり、字ごとにブレません。
太さの軸は、その粒の大きさです。粒が小さいと離れて点の列になり、 大きくすると面が埋まる。スライダーは「太さ」ですが、動いているのは粒のほうです。
道具は公開しています。升目の切り方・粒の形・字の横幅を変えれば、別の書体が出てきます。
鋳 CHU をひらく →Mac / Windows とも、ダブルクリックでインストールできます。
Illustrator・InDesign・Photoshop(2018 以降)では、書体を選ぶと太さのスライダーが出ます。
可変に対応していない環境では Regular の姿でそのまま出ます(壊れません)。
⚠️ 漢字は入っていません。かなを使うときは JP のほうを入れてください。
粒の形を変えると、同じ骨格のまま手触りだけが変わります。 下は製品ではなく、道具から出せる例です。
元の書体の輪郭を取り出し、縁を荒らし・欠けさせ・粒を飛ばして鋳った書体。 崩しは全部の字に同じ規則で掛かります ── だから、崩れているのに書体になる。
うわさは、口から口へうつるたびに かたちを変えていきます。 だれかが少しだけ足し、だれかが少しだけ落とす。 UWASA は、その「うつるたびに変わる」を書体にしたものです。
作り方は 噂 UWASA という道具の中にあります。 元の書体の輪郭を取り出して、筆のあれ・欠け・毛羽・飛沫を 全部の字に同じ規則で掛ける。字ごとに手で決めないので、 崩れていても組んだときに一体に見える。
⭐ 道具の中でつまみを回せば、 もっと荒い/もっと静かな UWASA をその場で鋳って落とせます。 ここに置いてあるのは、その中の一つです。
⚠️ ここの6本は元が Zen Kaku Gothic New(ゴシック)です。 明朝がほしいときは、いちばん下の「明朝ベース」へ。
Mac / Windows とも、ダブルクリックでインストールできます。
⭐ JP の5本は「崩し方の型」ちがいです(太さちがいではありません)。骨格は同じで、
縁の荒れ方だけが変わります。
⚠️ 上の6本には漢字が1文字も入っていません(かな・カタカナ・欧文だけ/実測 267字)。
漢字が要るときは下の「漢字入り」を落としてください。
⚠️ 5本とも書体の中の名前が UWASA / Regular で同じです。
OS には1本ずつ入れてください(同時に入れると見分けがつきません)。
⭐ 元の字は Zen Kaku Gothic New(SIL Open Font License 1.1)です。
UWASA もその派生として SIL OFL 1.1 で配ります ──
商用・改変・再配布とも自由(そのまま売ることだけできません)。
6,949字(かな・カタカナ 168 + 漢字 6,682 + 欧文・記号)。
同じ5つの型で、漢字まで同じ規則で崩してあります。
⭐ 元の書体が持っている漢字をぜんぶ入れているので、ふつうの日本語がそのまま組めます。
⚠️ そのぶん重いので、かなだけで足りるときは上の6本を使ってください。
上のものは Zen Kaku Gothic New(ゴシック)を崩したものです。
こちらは Zen Old Mincho(明朝)を崩しました ── 同じ崩しでも別の書体になります。
⭐ はじめ=道具で型を1つも押していない姿(この道具の顔)。6,949字。
⚠️ 明朝の「素」は配っていません(43MB になるうえ、素=崩していない=元の明朝そのもの)。
⭐ 元の字は Zen Old Mincho(SIL OFL 1.1)。UWASA もその派生として同じ条件で配ります。
⭐ 靄 MOYA では書体で「UWASA 明朝 漢字入り」を選ぶとそのまま使えます。
⭐ 自分で鋳るときは 噂 UWASA の
①で 書体ファイルを読む(元にしたい .otf / .ttf)→ ⑦の[字の種類]で
+ 漢字ぜんぶ を選ぶだけです。
⭐ 実測(元=Zen Kaku Gothic New・型=筆):漢字 500 = 767字 277KB 0.8秒/
2,500 = 2,767字 1.2MB 2.4秒/ぜんぶ 6,682 = 6,949字 3.7MB 6.3秒。
⭐ 靄 MOYA からは落とさずにそのまま使えます
(書体で UWASA JP 漢字入り を選ぶ → スタイルで型を選ぶ)。
噂 UWASA には崩し方の型が5つあります。 同じ骨格のまま、縁の荒れ方だけが変わる ── 下は全部そのまま鋳ったものです。
⚠️ 道具の板で見えている崩れのうち、擦れの「割れ」と墨の「粒」は画素で抜いているので、 輪郭=書体には出ません。書体になるのは縁の荒れ・欠け・毛羽・飛沫までです。 (板と書体で見え方が違うのは、そのためです)
字を数本の線(骨)で持ち、それを筆で走らせて鋳った書体。 入りと抜きで細り、なぞった跡が重なる ── 元になる書体が要らない、骨から書いた欧文です。
ふつうの書体は「輪郭」を持ちますが、HON は「骨」を持ちます。 A なら3本、H なら3本 ── 書き順の線だけを 0〜1 の箱に置いておき、 そこに筆を走らせて輪郭を作ります。
だから、入りと抜きで線が細り、角が尖り、交点がはみ出す。 さらに同じ骨をもう一度なぞると、線が2本ずれて重なる ── 速く書いて、足りない所を書き足した跡になります。
⭐ 元になる書体を使っていないので、 この書体は完全に木下スタジオのものです(他社の書体の派生ではありません)。 道具(奔 HON)で筆と手のつまみを回せば、 別の HON をその場で鋳って落とせます。
Mac / Windows とも、ダブルクリックでインストールできます。
⚠️ 小文字と和文は入っていません(骨を持っているのが大文字・数字・約物だけのため)。
小文字を打つと、その字だけ他の書体で出ます。
字を粗い升目の絵にして、そのあと列の幅と行の高さを1本ずつ動かした書体。 絵は同じなのに、桁が変わると字の形が変わる ── 細くした列は縞になります。
字を 12×12 の升目に焼いて、黒いマスだけを残す。 ここまでは粗いドットの絵ですが、KETA はそのあと 列の幅と行の高さを1本ずつ変えます。
絵(どのマスが黒いか)は変えていないのに、桁を動かすと字の形が変わる。 細くした列は縞になり、角を丸めるとモジュラー書体になります。
⭐ 列幅・行高は全部の字で同じので、 何を打っても桁が縦に繋がります。 道具(桁 KETA)で桁をつまめば、別の KETA を鋳れます。
Mac / Windows とも、ダブルクリックでインストールできます。
⚠️ 漢字は入っていません。マスが粗いので、画数の多い字は潰れます(それが升目の書体の性質です)。
⚠️ 板の升目は横長(22×12)ですが、鋳るときは縦のマスに合わせた正方で焼いています
(横長のまま1字ずつ焼くと、字が箱の中で小さくなって間延びするため)。