BRAND IDENTITY / POSTER DESIGN — 01
Design — 木下スタジオ / 木下貴博(滋賀・琵琶湖)
スタジオの思想を、一枚に凝縮する
— Overview
デザイナーの思想は、一枚のポスターに宿る。
Kinoshita Studioのブランドポスター。"BUILD IDES FOR EXPERIENCES"というコンセプトを起点に、人物写真・ドットグリッド・タイポグラフィを組み合わせた縦長構成で設計。装飾を排し、余白と構造だけで世界観を表現した。
— 01 課題
Kinoshita Studioは「体験翻訳家」というポジショニングを持つ。UXデザインと音楽プロデュースという一見異なる二軸を、一枚の紙の上でどう統合するか。言葉だけでなく、視覚言語として定義する必要があった。
言葉にならない思想を、
構造で語る。
スタジオの思想を一枚に凝縮する難しさ
過剰な装飾なしに世界観を伝える制約
人物・テキスト・グリッドの三要素の緊張関係を設計する
— 02 設計
「引き算デザイン」というスタジオの哲学をそのまま実装した。加えるのではなく、削る。余白に意味を持たせ、ドットグリッドで空間を構造化。人物写真を中央に据えることで、デザイナーの存在そのものをブランドの軸とした。
① コンセプト設定
BUILD IDES FOR EXPERIENCES
体験のためにアイデアを構築する。スタジオの本質を英語で宣言。ヘッドラインに配置。
② グリッド設計
ドットで空間を構造化
規則的なドットグリッドが余白を「意図された空白」に変換。偶然性ではなく設計の証明。
③ 人物配置
デザイナー自身を軸に
人物写真を中央に。ブランドの背後にある人間を前面に出すことで、スタジオの体温を表現。
④ タイポグラフィ
テキストを装飾しない
キャプション・本文・署名すべてにウェイト100を使用。文字の存在感を最小化し、構造で語る。
⑤ 配色
白×黒の一択
カラーは使わない。モノクロームの厳格さが、スタジオの美意識を語る。
— 核心
構造が語る
何も飾らない。それ自体がデザインの主張であり、スタジオのアイデンティティの証明。
— 03 成果
完成したポスターは、Kinoshita Studioのブランドブックとして機能している。初めて接触するクライアントへの名刺代わりとして、またはポートフォリオの表紙として。一枚の紙が体験の起点になる。
スタジオの哲学が視覚言語として定義された
index.htmlのWorks セクションのビジュアルとして採用
引き算デザインの思想を自己言及的に体現した一枚
— Studio
木下スタジオ(Kinoshita Studio)は、滋賀県・琵琶湖を拠点に活動するデザイナー木下貴博のスタジオです。Webデザイン・UX/UIデザイン・アートディレクション・グラフィックデザインまで、一人で設計から制作・ディレクションを一貫して担当します。
本案件は ポスターデザイン · 滋賀エリア の仕事です。「届けたい体験と届いている体験のズレを揃える」を核心に、地域の企業・全国のクライアントのビジョンを体験に翻訳しています。