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視覚の体験 — Compositing

合成感は彩度と白点

2026.10 Photoshop / Color

コンクリートの壁、人物、蛍光の緑青の板。素材を並べて版面を組むと、左下の板だけが合成した感じを強く出す。周りをぼかすか、同じ色に合わせるか。手を動かす前に、まず測る。

この研究を一言でいうと──合成感の正体を彩度と白点まで絞り込み、測ってから直す手順。

蛍光の板とコンクリートの壁を測った棒グラフ。彩度は175.6と29.7、白点は191と233、粒は4.75と5.12
— 浮いていた板と背景の実測

測った値

平均の色彩度明度 黒 / 中 / 白粒
蛍光の板rgb(118,170,157)175.6115 / 141 / 1914.75
コンクリrgb(171,182,192)29.7130 / 177 / 2335.12

だから、ぼかしても消えない

粒が合っている相手をぼかすと、「貼った物をぼかした」ように見えて、かえって浮く。ぼかすか、色を合わせるか。正しいのは色を合わせる方である。

当てた順と、効き

① いま175.6
② 彩度×0.3073.7
③ +白点60.8
④ +色を寄せる45.9
背景(コンクリ)29.7
何をしたか彩度明度 黒 / 白
①いま175.6115 / 191
②彩度を0.30倍73.789 / 215
③+白点を背景へ60.8111 / 225
④+色も背景へ寄せる45.9113 / 229

④まで行くと、同じ日に同じカメラで撮った2枚に見えた。背景と同じ29.7までは落とさない。6割ほど寄せた所で止める。落とし切ると板が消えて、ただの汚れになる。

Photoshop の手順

もう1つの道:馴染ませずに言い切る

この絵はもともと版面だ。だから馴染ませる反対に、「これは貼った面です」と言い切る手もある。中途半端に見えるのは、写真として馴染んでもいないし、面として言い切ってもいないからだ。どちらかに振れば消える。

この版では言い切る方を選んだ。次の版で、版面全体を同じ蛍光の処理に通した(黄の地と青)。比べる相手がいなくなったので、合成感そのものが無くなった。

面積彩度明度
黄の地70.5%171.7191
青6.9%179.4115
人物3.7%38.1198

黄の明度は191で、白との差が64しかない。白い字は乗らない。黒(差191)か、地の青(差76)を使う。字に青を使えば版の中は2色のままで済み、あとから足したようには見えない。次に浮くのは、元の写真の彩度のまま残っている人物になる。狙いならそれでいい。

「浮いている」ときの診断順

まず3つ測る。彩度、白点、粒。

あなたの版面で浮いている素材は、彩度、白点、粒のどれがずれていますか。

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